毎年受験者数が伸びていて、人気が高い法律・財務系の資格が「行政書士」と「社会保険労務士」。

行政書士は許認可申請などが中心ですが、さまざまな法律の規制緩和に伴って書類作成の種類が増えたことにより、関われる仕事も増えました。

また、許認可申請ばかりではなく、昨今の不況により企業の経営が思わしくない状態になり、会社整理のための事務処理手続に関する業務依頼も増えているようです。

行政書士の資格は、司法書士、社労使、宅建などの資格試験内容に関連していますので、法律関連資格の入門資格、あるいはステップ資格ともいわれています。

社会保険労務士は、企業の各種保険の手続業務の他、年金問題、人事や雇用問題の相談など、労務管理のエキスパートとして高い評価を受けている資格です。

高齢者や外国人労働者の雇用、自由労働時間制や年俸制の導入、リストラなど、ますます複雑化する労務管理の問題は、企業が抱える課題でもあります。

そうした企業の課題や問題点の抽出と、それに対する具体的な対策案を提案したり、企業との信頼関係が築かれれば、場合によっては人事や財務部門まで切り込んで指摘します。

これらの資格は、好況・不況関係なく仕事の依頼があり、人脈のネットワークさえ構築することができれば、独立開業が可能な資格といえるでしょう。

国が認める唯一の経営コンサルタントの資格

中小企業診断士。

規制緩和や国際化の流れが進み、企業の生存競争が激化しました。今企業は、業務の効率化や経費節減などの経営整備を急務としています。

そうした中小企業の経営全般を、多方面から調査・診断・分析し、問題の解決をはかる企業のドクター。生産管理、経営指導を通し企業の経営改善を図ります。

この資格は将来性があり、独立できるチャンスもありますが、資格取得が即、仕事に結びついたりコンサルティング能力があるという評価を受けるものではありません。

業務実績がついて、クライアントとの深い信頼関係を築きあげ、長いおつきあいをさせてもらうことが重要です。

資格取得と同時に、人格形成も必要なスキルの一つです。

金融機関に就職する最良の資格

証券外務員資格

これまでの銀行中心の間接金融の時代から、本格的な直接金融の時代へ突入しています。有価証券抜きには金融市場を語れない時代となり、個人投資家の資産運用が活発化するでしょう。

証券外務員には証券業務を通じて「投資家を善導する」という崇高な理念があります。つまり、投資家の立場に立った的確なアドバイスや情報サービスを提供するということなのです。

そうしたアドバイスができる資格が証券外務員。証券会社、銀行などの金融機関に就職後、株券など有価証券の売買など証券業務を行うために必ず必要な資格で、法律、経済、税制などの幅広い知識が求められています。

詳しく知りたい方は→証券外務員資格試験ガイド

法律・財務系 人気の資格

資格名称 資格概要
行政書士 企業や個人の依頼を受けて、官公署に提出する書類を作成、手続き、またそれらの相談にのることができる資格。
社会保険労務士 労働・社会保険に関する相談・指導を行うことができる資格。企業内外で必要とされますので、独立できるチャンス有。
中小企業診断士 経営に関する諸問題を診断・分析して対処する、経営コンサルタントとして唯一の国家資格。ニーズが高い資格。
ファイナンシャル
プランナー
金融や保険、年金など個人のプランの作成や指導などを行うために必要な資格。「2級FP技能士」(国家資格)と「AFP」(協会認定資格)がある。
宅地建物取引主任者 不動産業者の事業所に必ず置くことが義務づけられている必置資格。金融・流通など不動産以外でのニーズが高まっている。
通関士 申告・検査・関税納付・許可などの通関手続きを貿易業者に代わって行います。貿易に関する唯一の国家資格。